工場長日記

SR400 車検

2016年04月06日

 

 今回はオートバイのYAMAHA SR400の車検整備をお預かりしました。

 

またまた途中経過の画像を撮影し忘れて、完成からの画像になります。

ご来店頂く際に、乗車して来られる予定でしたが、エンジンが掛からないとの事で、トラックで引取りに伺いました。

 工場について、まずはキーをONにしてみるとランプ類は点灯するが、暗い気がするのでバッテリーを充電します。

満充電にして、元に戻しキック、キック、キック・・・・始動しない?

プラグの点火を確認OK。燃料を・・・キャップを開けて匂いを嗅ぐと・・・古い独特の匂いが・・・。

コックのホースを外してガソリンを抜き取ります。

 

 すると、入っているのにガソリンが出てきません?揺すりながら再度確認すると、

出てきたガソリンの色が茶色く変色しておりました。

これはと思いコック自体を外したら、やはりアメ状の物体がフィルターに付着してましたのでそれを清掃して、

タンクの内部を点検。幸い中は綺麗な状態でしたので、新しいガソリンを入れてジャブジャブゆすり、廃棄します。

2,3回繰り返し内部を確認したら異物は綺麗に無くなっておりました。

 コックを復元してガソリン投入、確認のためコックを開けたらちゃんと綺麗なガソリンが。

今度は、フューエルポンプタンクの清掃です。

この中にガソリンとポンプが入っております。

ゴムベルトと3本のボルトを外して、本体を取り出し、更に4本のボルトを外すと中のポンプが取り出せます。

 中は見事に赤茶色く変色したガソリンと赤黒い粉状の物が・・・。

それをエンジンコンディショナーを吹きかけ暫く置きます。その後ブラシでゴシゴシと。

2,3度繰り返し、綺麗になったパーツクリーナーで仕上げます。

ポンプにも袋状のフィルターが装着されているので綺麗にしてあげます。

よく乾いたら組付ます。フューエルホースも固く成っていたので交換します。 

( 画像が無いので想像して下さい。)

 

 全て組み上げましたら、ガソリン入れてキーをON。

耳を澄ますとジーと小さな音が少しして止まります。

ポンプの圧力が上がった状態で静止するので故障では有りません。

プラグを掃除して、いよいよスタート。  無事に始動!!!!

 あとは、通常の整備をして車検に行き、無事合格!

(じつは、コースが新しくなって自動になり初めてで少し緊張しました)

 今回の原因は1年ちょっと放置してしまった為にガソリンが腐食してしまったのと、タンク内に水分を含んでいた為に

起こってしまったトラブルと推察されます。

 日頃、あまりお乗りに成らない車両でも月に1度程度はエンジンを掛けるとともに、近所を1周するくらいはしてあげると

良いかもしれません。  タンク内の水抜き剤効果のある添加剤もオススメします。

うちではこれを使用しております。

ライン内部も綺麗になりますし、インジェクターも綺麗になります。是非お試しあれ!

ホーム | ショッピングカート 会社情報 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット